航空系クレジットカード
クレジットカードの中でも人気が高いのが、JALやANAと言った航空会社系クレジットカードの数々です。
クレジットカードはゴールドクラス以上になると、航空会社系カードではなくても空港ラウンジサービスが付いてきたりなど飛行機を意識したサービスが付いてきます。
それだけクレジットカードと飛行機は切っても切り離せない関係なんですよね。国際ブランドのJCBだって、海外旅行を意識して立ち上がった会社ですし。
では、航空系クレジットカードのメリットやデメリットとは?何を意識して航空系クレジットカードを選べば良いか?などを具体的に書いていきましょう。
航空会社系クレジットカードは審査が厳しくない!?
まずは誰もが気になる、航空会社系のクレジットカードの審査についてです。
正直言いますと、航空会社のクレジットカードは決して審査が甘いものではありません。しかし、そこまで厳しいものでもありません。
厳しいのか甘いのかどっちだよ!って感じですが(笑)普通にアルバイトでもパートでも働いていれば、一般カードは作れます。
また、収入がない専業主婦でも審査が通らないって訳ではありません。私は専業主婦でも、ANAの一般カードがきちんと発行されましたよ。
Yahoo知恵袋を見ていても、専業主婦がカード発行できたという声があります。専業主婦でも本会員として申し込みができたんだから、審査はあまり厳しくないのが分かりますよね。
審査は厳しくないけど、カード利用枠は無収入の場合だと低く設定してあります。
しかし一方で、航空会社系クレジットカードの審査に落ちたという声もあります。審査落ちした理由はどこのクレジットカード会社でも絶対に教えてくれませんが、落ちた理由としては過去にクレジットカードの延滞があったからかもしれないとか、リボ払いで返済中だからかもしれないとかの声もあります。
専業主婦のように無収入でも審査が通る可能性は高いんですが、過去にクレジットカードで延滞があった、借金の返済中などがある場合は航空会社系カードでも審査落ちする確率は高いのが分かりますよね。
クレジットカードヒストリーに陰りがあると、航空会社系クレジットカードは発行が難しい場合があります。
また、30代や40代などのある程度の大人が全くクレジットカードを作った経歴がないという人も、航空系クレジットカードに審査落ちする場合があります。
クレジットカードヒストリーが白紙なので、この人は信用できるんだろうか‥と言うように信頼して良いか分からないからです。こんな歳になるまでクレジットカードを作らなかったと言う事は、過去に何かあるんじゃないかと疑われてしまうのですね。
クレジットカードヒストリーに陰りがある、またはヒストリーが白紙の人は審査落ちする可能性が高い
これが航空系クレジットカードの審査の厳しさです。航空系に限らず、ほとんどのクレジットカードに当てはまる事ではありますが、クレジットカードヒストリーに陰りがあるならば一般カードに申し込みをした方が無難です。
マイルはクレジットカードのポイントよりも貯まりやすい
マイルが貯まるクレジットカードは世の中にたくさんありますが、航空系クレジットカードだけにあって他のクレジットカードにないメリットが、マイルが直接貯まる事です。
他のクレジットカードの場合、貯まったポイントをマイルに交換となり、カード利用料金しかマイルが貯まりません。また、マイルに交換するのにレートがあります。
しかし航空系クレジットカードの場合は、カードの支払いで利用してマイルを貯め、飛行機に乗ってもマイルを貯めて‥。とマイルオンリーの生活になれます。
航空系クレジットカード以外だと、クレジットカードのポイントと飛行機に乗ったマイルは別々に貯まっていくので、ポイントをマイルに交換する手間もあります。
さらに航空系クレジットカードならば、ボーナスマイルがもらえる場合もあります。
また、一般カードでも旅行保険が付いていたり、空港での買い物が割引になったりなどの飛行機に乗るためのメリットもあります。こういった特典は、航空会社系クレジットカードならではの特典ですよね。
飛行機に乗らない人には全くの無意味なカード
しかし一方で、航空系クレジットカードは飛行機にあんまり乗らない人には全くの無意味なカードとなります。
銀行系クレジットカードやショッピング系クレジットカードならば、普通に生活していれば誰もが利用するシーンからクレジットカードを選べますが、飛行機に乗る人ってごく限られていますよね。
しかも、毎日、毎週のように飛行機に乗る人はもっと少ないですし。
つまり、航空会社系クレジットカードは限られた人のみが持つクレジットカードとなります。飛行機を以前は利用していたけど、今はもうあんまり乗らないわ‥ってなったら、クレジットカードを解約してマイルも手離さなきゃいけません。
- 航空会社系クレジットカードのメリットは、飛行機に乗っただけでマイルが貯まるなど、他クレジットカードのポイントよりマイルが貯まりやすい
- 一般カードでも旅行保険や免税店での割引など空港でのサービスが充実している
- マイルを利用しなくなったら、クレジットカードを解約した方が良い
- 飛行機にあんまり乗らない人は、メリットが全くない
このように、航空会社系クレジットカードのメリットは多いけど、飛行機に乗らないなら全く無意味なカードです。
ANAとJALの違いは、航空連盟の違いだけ知っておこう
Yahoo知恵袋などでよく質問に上がるのが、ANAカードとJALカードの違いです。
この2つの違いを詳しく解説しているサイトはありますが、ぶっちゃけると違いは航空会社と航空連盟の違い、それだけです(笑)
確かに、ANAマイルとJALマイルは貯め方に違いがありますし、特典だって違います。
しかし、どっちの方が良いかとなったら、どっちもどっちです。良い面や劣る面はありますので、ANAとJALのどちらを選べば良いかとなったら、どっちの飛行機に良く乗るかを基準にして選べば良いだけです。
例えば、JALマイルの方が良い!ってなったとしてもANAの飛行機に乗る機会が多ければJALマイルを貯める意味なんてありませんしね。
ANAもJALも両方とも乗るなぁ~って人は、この2つが加盟する航空連盟を基準にして考えれば良しです。
航空連盟とは?
航空連盟とは、世界中の航空会社がグループを作っている連盟です。連盟内では、違う航空会社を利用してもマイルが貯まりますし、そのマイルで違う航空会社のチケットを購入したり座席のグレードアップをしたりなどの特典があります。
ANA→スターアライアンス(アシアナ航空、カナダ航空、シンガポール航空、ユナイデット航空など)
JAL→ワンワールド(アメリカン航空、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空など)
※他にもスカイチームと言う連盟あり
※連盟に参加していない航空会社もあり
ANAとJALは連盟が違うので、マイルはお互いに貯まりません。また、特典を利用する事もできません。
ANAとJALはどっちにしたら良いかなぁと悩んだら、どこの航空会社が他に連盟を組んでいるんだろうと考えれば良いだけなのです。
どの航空会社を利用するか全く決まってない!だけど飛行機はたくさん乗る!ってなら、ANAとJALの両方のクレジットカードを持ち、さらにスカイチームから航空会社を選んでそのクレジットカードを持てば良しなのです。
- 航空会社クレジットカードは、どの飛行機に乗るかだけ考える
- 連盟を意識してカード選びをする
これだけ意識しておけば、航空会社系クレジットカード選びは簡単です。
おすすめの航空系クレジットカードランキング
航空系クレジットカードは、良く利用する飛行機の会社を選ぶのが一番良いのですが、それでもやはりお勧めのクレジットカードはあります。そのトップ3を紹介したいと思います。
3位!世界最大で日本に住んでいても利用しやすいMileagePlus JCBカード
年会費 1250円~15000円
入会で2万マイル~3万マイル付与
200円で1マイル~100円で1.5マイルの付与
ユナイデット航空はアメリカの航空会社で、世界最大規模を誇る会社です。
アメリカの雑誌で最も優れているマイルプログラムを持つ会社として毎年のように選出されているぐらい人気の会社なんです。日本では、ユナイデット航空と10ヶ所の空港が提携を結んでいて、アメリカに行くならユナイデット航空を利用する頻度が高いでしょう。
ユナイデット航空が3位にランクインした理由は、ANAと一緒のスターアライアンスに所属しているのでマイルが貯まりやすいからです。また、ANAグループの免税店で10%オフにもなります。
JCBカードならば年会費がそんなに高くないですし、ダイナースクラブの提携カードがあるなどステイタスもあります。
世界規模で見たら間違いなくユナイデット航空はお勧め度No.1なんですが、日本に住むならばやっぱり日系の航空会社が一番利用しやすいだろうと言う事で、3位にランクインしています。
<入会方法>
ユナイデット航空のホームページからMileagePlusに入会する
↓
JCBのホームページにてMileagePlus JCBカードを選択
↓
規約に同意
↓
MileagePlusの会員番号を入力
↓
個人情報を入力
↓
支払い口座設定(本人確認不要、対象金融機関のみ)
※郵送で支払い口座を設定する場合は、審査完了後にJCBから郵送される必要書類に記入し、本人確認書類を送る。
2位!学生カードも一般カードも充実のANAカード
年会費 無料~約16万円
入会で1000~1万マイルプレゼント
1000円で1ポイント=10マイル~15マイル
ユナイデット航空と一緒のスターアライアンスに加盟しているのがANAです。
ANAはカードの種類がとてもたくさんあります。カードを利用したら、まずはポイントが貯まり、それをマイルに変更するのがANAでので1000円で1ポイントは還元率が悪いのですが、マイルに移行すると1000円が10マイルと高還元になります。
移行手数料は2100円~6300円が掛かってきますが、マイル還元率が良いから2位にランクインです。
また、日本に住んでいればANAを利用する機会も多いので、マイルは貯まりやすいでしょう。また、学生カードもあってカード利用額が少ない学生でもマイルは貯まりやすい工夫がしてあります。
搭乗ボーナスもあり、さすが航空会社系クレジットカードです。
<入会方法>
ANAカードのホームページからカードを選択
↓
規約に同意
↓
個人情報の入力
↓
申し込み番号の案内
↓
支払い口座をオンラインで設定or書面で設定
どのカード会社を選ぶかにより、申し込み方法は異なりますが、ほとんどこのような流れです。
1位!マイル移行手数料が掛からないJALカード
年会費 2160円~33480円
入会で1000マイル~5000マイルプレゼント
200円で1マイル~
ANAもJALも日本の航空会社なので、日本人ならマイルは貯まりやすいです。
どちらも大差はないほど内容は充実していますが、あえて順位をつけなければいけないのならばJALカードが1位です。
なぜなら、ANAはカード利用額がポイントで貯まるのに対して、JALはマイルが直接貯まるので、マイル移行手数料が掛からないからです。
その分、ANAカードよりもマイル還元率は悪いのですが、ショッピングマイルプレミアムと呼ばれる有料会員になればもっとマイルは貯まります。ANAカードはマイル移行手数料が掛かりますが、JALは有料会員になるかどうか、選べるのでJALカードは1位です。
<入会方法>
オンラインで国際ブランドを選ぶ
↓
カードを選択
↓
個人情報を記入
↓
支払い口座設定や本人確認
↓
カード発行
JALカードもアナカードと同じく、様々なカード会社から発行されているので、ざっくりと手順だけ説明しました。
航空系クレジットカードまとめ
航空会社系クレジットカードは、飛行機を良く利用するならば必ずはもっていないクレジットカードです。
そんなにたくさん飛行機に乗るとは限らないし、迷うなぁ‥と言うならば、提携カードをまずは利用してみたり、他のクレジットカードを作ってポイントをマイルに交換すると良いですよ。
マイルに交換できるクレジットカードは多数あるので、ANAやJALマイルに交換できるクレジットカード探しからまずはしてみましょう。