法人成りしたら作りたいクレジットカードランキング

法人成りしたら選ぶクレジットカードランキング会社の従業員がクレジットカードを持つと、経費計算が楽になったりと便利な面がたくさん出てきます。

法人カードは多くのクレジットカード会社が発行していますが、個人向けのクレジットカードよりもポイント還元率やマイルが貯まる率が低いカードは多いです。

個人向けカードよりもスペックが低いからこそ、カード選びは慎重に行いたいですよね。

ここでは、ポイント還元率、年会費、マイル換算率からお勧めのクレジットカードを紹介します。法人カードは年会費が高めのクレジットカードが多いので、なるべく年会費を抑えれるカードを紹介します。

ポイント還元率が高い法人クレジットカード

最初から残念なお知らせで申し訳ありませんが、法人カードは個人カードに比べるとポイントの還元率が低く、高還元率のカードを見つけるのは困難です。

しかし、少なからず高還元率のカードはあります。

それが楽天ビジネスカードと、オリコカードから発行されるEX Gold for Biz M(ID×QUICPay)(エグゼクティブゴールドフォービズ エム)です。

楽天ビジネスカード

  • 年会費2160円
  • 100円=1ポイントの還元

※個人向けの楽天カードは楽天市場などの楽天サービスでポイント倍増になりますが、ビジネスカードは楽天サービスを利用しても1%還元

楽天ビジネスカードの還元率は高いけど複数枚の発行はできない

楽天ビジネスカードの還元率は1%で、これは個人向けクレジットカードの中でも高い還元率を誇ります。

しかし楽天ビジネスカードで注意したいのは、法人カードと言えども個人カードと分けて持つ目的だけで利用すると言う点です。

どういう事かと言うと、一般的な法人カードは従業員が持てるように複数枚の発行が可能です。

しかし、楽天ビジネスカードは複数枚の発行ができません。

理由は、楽天プレミアムカード(個人向けのゴールドカード)と楽天ビジネスカードを2枚持ちにして、個人口座と法人口座を分ける目的でビジネスカードが発行されるからです。

1人の人間がプライベート用とビジネス用に持つのが目的です。

つまり、ポイント還元率は高いけれども、1人の人間しかポイントを貯める事ができず、貯まるポイントは1人分です。そのため、還元率は良いけども1人の人間が楽天ビジネスカードでポイントを貯める事になります。

それでもビジネスカードの還元率の良さは楽天カードの特徴であり、1%の還元率はビジネスカードでなかなかないため、お得なカードです。

EX Gold for Biz M(ID×QUICPay)(エグゼクティブゴールドフォービズ エム)

  • 年会費2000円、初年度無料
  • 1000円で1ポイント貯まるのが、エグゼクティブゴールドカードならば利用料金によって最大2.2倍のポイントが貯まる
  • 3人までカードの所有が可能

オリコカードの法人カードは種類が多い

オリコカードでは、法人カードが何枚か発行されています。エグゼクティブゴールドは、その中でも最高ランクのクレジットカードです。そのため、ポイントの還元率が優遇されています。法人カードだとカード利用額が大きくなりやすいため、ポイント還元率が高くなるのも夢じゃありません。

JCB法人カード

  • 年会費1250円、初年度無料
  • 1000円利用で1ポイント貯まるコースか、月間5万円以上の利用でキャッシュバックになるコースか選べる
  • 海外利用はポイント2倍
  • 旅行保険あり

JCBカードのキャッシュバック

月間5万円以上のカード利用で、キャッシュバックのパーセンテージが決まる(100万円以上になると3%のキャッシュバック)

ガソリン代などの交通費や出張費が最大で15000円キャッシュバックされる

他にも法人カードでポイント還元率が高いカードはありますが、年会費が高めになってしまったりとデメリットがあります。

さらにカードのランクがゴールドやプラチナになると、それだけ審査が厳しくなります。

法人カードの審査は設立年数や黒字かどうかなどを見られるため、会社の業績などを見てゴールドやプラチナにチャレンジしていきたいですよね。

参考年会費が高いけどポイント還元率が良いカード

AMEXビジネスゴールドカード

  • 年会費3000円
  • 100円で最大1ポイント貯まる
  • 旅行保険あり

セゾンプラチナビジネスAMEXカード

  • 年会費2万円
  • 旅行保険あり
  • ポイント還元率0.5%~

これらのカードはポイント還元率はそこそこ高いのですが、年会費が少しネックです。

セゾンAMEXプラチナビジネスカードはラウンジが付いていたりなどで内容は良いのですが、還元率だけ見たら年会費が安いクレジットカードとあまり変わりませんので、還元率だけを見れば、楽天ビジネスカードやエグゼクティブゴールドカードがお勧めです。

年会費が安いクレジットカードはJCB、オリコ!ライフカード

こちらも残念ながら(泣)年会費が無料のクレジットカードは、法人カードだと少ないです。

しかし、年会費が安いクレジットカードはあります。カード別の年会費を見てみると‥。

ライフカード

  • 年会費無料
  • ポイントシステムなし
  • 旅行保険などなし

オリコビジネスカードスタンダード

  • 2017年3月31日までに申し込みで年会費初年度無料無料
  • 2年目から年会費1250円
  • ポイントシステムなし
  • 旅行保険などあり
  • 20人までカード所有可能

JCB法人カード

  • 年会費初年度無料
  • 2年目から年会費1250円
  • ポイントコースかキャッシュバックコースが選べる

年会費が安いカードまとめ

法人カードは年会費が無料となると、ライフカードしか見つかりませんでした。

しかし、年会費が1000円代ならば少しはあります。そして2000円代まで広げていくと、ポイント還元率が良いカードでも紹介したように楽天ビジネスカードやエグゼクティブゴールドカードのように、チョイスが生まれてきます。

年会費無料料のライフカードはポイントシステムや付帯保険などはなく、シンプルなクレジットカードです。年会費が無料でも、支払いだけできれば良いと言う人向けのクレジットカードです。

オリコカードやJCBカードまでくると、クレジットカードらしい保険付帯などのサービスが付いてくるので、内容は充実してきます。

シンプルなライフカードにしてコストを抑えるか、年会費を少し払ってクレジットカードの良さを取るか。年会費の安さから法人カードを選ぶのならば、この2択です。

ANAとJALの法人カードはマイルが貯まるけど注意が必要

マイル重視で法人カードを選ぶのならば、やはりANAカードとJALカードですよね。航空会社系クレジットカードなので、マイルに関しては強いカードです。

ANAカード(法人)

  • 2017年3月31日までの入会で、年会費初年度無料
  • 2年目からJCBだと2430円、VISAとMasterCardは2970円
  • 旅行保険あり
  • 入会で1000マイル付与
  • 区間基本マイレージ×クラス、運賃倍率10%

ANAワイドカード(法人)

  • 2017年3月31日までの入会で年会費初年度無料無料キャンペーン
  • 年会費12690円(JCB)、13230円(VISAとMasterCard)
  • 入会ボーナス2000マイル
  • 区間基本マイレージ×クラス、運賃倍率25%
  • 旅行保険あり

※ゴールドカードもダイナースクラブも入会マイルと運賃倍率はワイドカードと一緒、旅行保険金額などが違う

※JCB、ダイナースクラブはポイントをマイルに変更不可

JALカード法人

  • 基本カードは年会費2160円
  • CLUB-Aカードは年会費10800円
  • 旅行保険あり
  • フライトマイルがエコノミークラスで国際線30%~、国内線は50%~100%貯まる
  • 搭乗マイルがエコノミークラスで最大25%貯まる

※ショッピングマイルは貯まらない

※使用者同士でマイルの共有や合算は不可

マイルを貯めるためには、ANAやJALなどの航空会社系クレジットカードが良いのは個人カードも法人カードも同じです。

しかし、個人向けのクレジットカードだとショッピング時のポイントがマイルにならなかったりなどのデメリットもあります。

そのため、飛行機に乗る時だけJALカードを利用するなどの2枚目のクレジットカードとして航空会社系クレジットカードを利用する方法もあります。

そこで、航空会社以外のクレジットカードのマイル還元率も見てみましょう。

カード名 1ポイント
楽天ビジネスカード 0.5ANAマイル
セゾンプラチナビジネスAMEXカード 2.5~3マイル

 

航空会社系以外のクレジットカードだと、ショッピングでもポイントが貯まってマイルに交換できるカードも少なくありません。

そして、年会費が高いセゾンプラチナビジネスAMEXカードだとポイントをマイルに変更すれば1ポイントあたり2.5マイル以上と高還元です。

航空会社系クレジットカードはフライトマイルなどが貯まるけど、ショッピングしてもマイルが貯まらない、ポイントはマイルにできないなどのデメリットもあり

航空会社系クレジットカード以外なら、ショッピングポイントもマイルに交換できる場合がある

年会費が高くなるとマイルに高還元

マイルから法人カードを選ぶのならば、どこまでマイルが貯まるのか、ポイントをマイルにしたらどのぐらいの還元率なのかを見ておきましょう。

法人カードおすすめクレジットカードランキング

年会費、ポイント還元率、マイルと法人カードについて書いてきましたが、この3つの面から見たらどのクレジットカードが法人カードとして優秀なのか見ていきましょう。

5位 ANAカード(VISAとMasterCard)

ANAカードのJCBは法人カードだとポイントをマイルに変更できないので、VISAとMasterCardだけ5位にランクインしました。マイルが貯まり、年会費は約3000円で紹介したクレジットカードの中では高い方なのですが、海外旅行と国内旅行で保険が付いていたりとカード内容が充実しています。出張が多い法人ならば、ANAカードがお勧めです。

4位 セゾンプラチナビジネスAMEXカード

年会費が2万円と紹介したカードの中では群を抜く高さですが、ポイント還元率とマイル還元率が高いカードです。空港VIPラウンジサービスなどもあり、会社でも幹部クラスが持ちたいカードですね。年会費は高いけども、マイルやポイント還元率のバランスが良しで4位にランクインしました。

3位 楽天ビジネスカード

年会費が安いのに、ポイント還元率が群を抜く良さの楽天ビジネスカードです。ANAマイルに交換もできますし、年会費が安いのに旅行保険も付いていて使いやすさがあります。だから3位にランクインです。

2位 オリコのエグゼクティブゴールド

エグゼクティブゴールドは、法人カードの中でも人気が高いクレジットカードです。ゴールドカードなのに年会費が安く済みますし、ポイントもちゃんと貯まります。使いやすさもあり、ゴールドカードなのもあって2位にランクインです。

1位 JCB法人カード

JCB法人カードも、法人カードの中で人気です。最も人気と言って良いぐらい、法人カードを紹介する記事には良く登場します。

年会費が安く、ポイントかキャッシュバックか選べるのがメリットです。そしてJCBも法人カードに力を入れているためか、入会キャンペーンやカード使用者の追加でギフトカードをプレゼントしてます。入会特典が高いのも、このカードが1位の理由です。

法人カードまとめ

法人カードは個人向けカードよりも種類が少ないので、その中からどのカードにするか決めるとなると全ての要望を満たすカードがない可能性もあります。

旅行保険を取るか、ポイントを取るか、マイル、ETC、特典‥。どれを取るか悩んだら、複数枚のクレジットカードを所有するのも良いでしょう。ポイントが貯まらないクレジットカードも法人カードには多いので、目的別にクレジットカードを区別して利用すれば、ポイントが分散するデメリットもなく、カードを利用できます。

何はともあれ、クレジットカードがないよりもあった方が絶対に経理の計算は楽ですし会社でカードは役立ちます。なので法人でも、クレジットカードは1枚は持つのをお勧めします。

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