最近では、20代からゴールドカードを持つ人もいます。理由は、30代、40代を見据えてクレジットカードヒストリー(クレヒス)を作っていくためです。
クレジットカードは今使って便利!も大事ですが、次の年代になった時のためにカードを選んで行くのも大事ですし、今のステイタスを表すのも大事です。
そうやって考えると、クレジットカード選びは非常に奥が深いのです。
では、どんなクレジットカードが良いのか?厳選に厳選を重ねて、年代別にお勧めクレジットカードを紹介します。
学生専用クレジットカードは使い勝手さを考えて楽天カードとライフカード
まだ学生の時期からAMEXや銀行系クレジットカードを持ってクレヒスを作っていくという考え方もありますが、私は学生の時期はまだクレヒスをあまり意識しないで、使い勝手が良いクレジットカードを作るのが良いのではないかと思います。
なぜなら、学生は収入がないか、あっても少ないですよね。節約するためには、ステイタスカードよりもカジュアルでも使いやすくて得な物を‥。そう考えて選んだカードは2枚あります。
楽天カードアカデミー
楽天カードが人気を呼んでいるクレジットカードは、学生専用クレジットカードもあります。
- 年会費無料
- 100円で1ポイント付与、楽天市場はポイント4倍
- 学生専用カードだけ楽天ブックスでポイント5倍、楽天トラベルで高速バス予約でポイント3倍など
- 旅行保険2000万円補償
- 楽天からANAマイルへ交換、ANAマイルから楽天ポイントに交換が自由
ライフカード
- 年会費無料
- 旅行保険2000万円まで補償
- 100円で0.5ポイント付与
- 海外でのカード利用でポイント5倍(学生専用カードのみ)
- 誕生月はポイント5倍
- 携帯電話料金をライフカード払いにすると、毎月抽選でAmazonギフト券500円分が当たる(10人に1人当たる、携帯電話料金を引き落としにする月は、毎月抽選対象になる)
- 学生専用問い合わせあり
この2枚のカードは、プロパーカードでもなくステイタスはありません。審査は学生カードでなくても甘いので、学生のうちに申し込みしなきゃいけない!って訳でもありません。
しかし、学生限定の楽天カードもライフカードもそれぞれにメリットがあるのです。
楽天カードは学生でも利用するであろう楽天でポイントアップですし、ライフカードもポイントアップ月があるなどポイントが貯まりやすいです。
さらに2枚とも旅行保険付きで、学生旅行などにもオススメなんです。学生専用の楽天カードとライフカードならば、1枚で普段からの利用も海外での利用も済みます。
学生のうちはステイタスやかっこ良さは捨てて、機能的なカードにするのがベストです。
学生カードは審査に通りやすくて、利用限度額も少ない、学生特典がある
学生のうちは一般カードや若者向けカードではなく、学生専用カードを一番お勧めしています。なぜなら、学生専用カードは審査がほとんどないぐらい、どのカードでも審査が通りやすいからです。
学生だと収入が少ないので、一般的なクレジットカードだと審査落ちする可能性がありますが、学生カードなら収入がないのをベースにした審査なので、審査落ちはあまりしません。
学生は収入がないのをベースにしているって事は、学生カードの利用限度額も30万円までと小額に設定されている場合が多いです。カードの使い過ぎを心配する親御さんも安心です。
最後に、学生専用カードだと学生だけの特典がある場合が多いです。学生だけポイント倍増だったり、年会費が無料だったりです。学生特典があるのも、学生カードの魅力です。
20代、プロパーカードで見た目もクレヒスも作っていく
20代におすすめのクレジットカードは、銀行系クレジットカードやプロパーカードなどの審査が厳しいクレジットカード類の若者限定バージョンカードです。
学生はステイタスなどを気にしないで良かったんですが、働き始めたらそろそろクレヒスを意識していかないと、将来はプラチナカードを持ちたいなどの夢も野望も叶いません。
若者限定カードならば審査はさほど厳しくはありませんし、若いうちに信頼を作るチャンスです。
三井住友VISAデビュープラス
- 18歳~25歳まで申し込み可能
- 年会費初年度無料、次年度から年に1回でもカードの利用があれば年会費1250円が無料
- 1000円で2ポイント付与が、デビュープラスはポイント2倍、入会3ヶ月以内はポイント5倍
- ショッピング保険あり
- プライムゴールド(年会費5000円)へ自動更新あり
JCB EXTAGE
- 18歳~29歳まで申し込み可能
- 5年間は年会費が無料→その後はJCB一般カードになる
- 1000円で1ポイント付与、入会後3ヶ月間はポイント3倍、4カ月目から1年目までポイント1.5倍
- 海外利用でいつでもポイント2倍
- 海外旅行保険2000万円まで、国内旅行保険はなし
- ショッピング保険100万円まで
20代でおすすめの若者限定クレジットカードでお勧めなのがこの2枚です。
どちらも審査が厳しい系のクレジットカードですが、若者限定なのでカード発行はそんなに難しくありません。
また、若者限定カードを持った後は一般カードやゴールドカードなどが自動的に手に入るのがメリットです。ポイント優遇もありますし、コツコツとポイントが貯まるカードです。
若者限定では、若者限定ゴールドカードなどがありますが、20代でゴールドだと「図に乗ってやがる!」とやっかむ先輩もいるかもしれないですし、若者限定ゴールドカードは年会費が安くて一般的なゴールドカードよりも内容が充実していないので、ここではお勧めしない事にしました。
「あいつ、ゴールドを見せびらかしてるけど、あれは年会費が安いゴールドだぜ。」と、クレジットカードに少し詳しい人ならば薄いステイタス感がバレてしまいますしね(笑)
ゴールドカードでのラウンジ利用などが必要ならば、持てば良いかと思います。
20代になったら、クレヒスの設計図を立てていく。これが今度の人生で、ゴールドカードやプラチナカードへと進んでいくスタートです。
30代、そろそろビックネームとカードの色を気にしよう
30代、もうおじさん、おばさんと言われてもおかしくない年齢になってきました(笑)
大人として見られる年代ですよね。そこで、クレジットカードでも誰が見ても恥ずかしくないカードが必要になってきます。
AMEXプロパーカード(グリーン)
- 年会費12960円
- 100円で1ポイント付与
- 国内ラウンジ利用可能
- 国内海外旅行保険5000万円まで
- プライオリティパスが99ドルで発行可能
mufgゴールドプレステージ
- 年会費1万円 初年度無料
- 1000円で1ポイント付与、アニバーサリーポイント、ボーナスポイントあり
- ホノルルと国内ラウンジ利用
- 国内海外旅行保険5000万円まで
- ショッピング保険、渡航航空機遅延保険など
- 外貨キャッシュ購入を優遇
- 24時間の問い合わせ
30代でやっとAMEXとゴールドカードの登場です。AMEXのグリーンカードならば20代でもおすすめですが、カードの内容が空港ラウンジなどで、30代ぐらいに相応しい内容ではないかと判断し、30代でお勧めカードにしています。
20代は前半は学生ですし、後半になると働き初めて収入が増えますし、クレジットカードを持つステイタスが変わってくるので、グリーンカードは20代後半からでもお勧めです。
ゴールドカードも、ラウンジ利用などが付いているので30代ぐらいで必要なカード内容ではないかと思われます。AMEXもmufgも大きな名前で信頼性があるクレジットカードなので、大人な30代に相応しいカードです。
そして、30代になると結婚したりで家族ができ、奥さんが家族カードを作る場合もあります。
家族カードは本会員のカードに付随するので、本会員のカード内容が充実していれば家族カードの内容も充実して良いです。
クレヒスに花が咲く!特権階級クレジットカードで若い人にモテモテ40代カード
40代ともなると、転職していなければ会社ではある程度の地位が確立されていきます。
勤続年数が増えて行くので、クレジットカードでも上級ランクのカードが作れるようになっていきます。そのため、40代ならばプラチナ級のカードをおすすめします。
若い人には作れないカードなので、部下から憧れる上司になれそうですよ。カード内容も充実しているので、持っていれば間違いなく満足するはずです。
ダイナースクラブ
- 年会費22000円
- 国内海外空港ラウンジ利用
- 国内海外旅行保険1億円まで
- ショッピング保険あり
- 100円で1ポイント付与
- 利用可能上限なし
- 24時間365日のカードディスク
- 一流ホテル、一流レストランでの厚い優待(コースディナー1名が無料など)
mufgプラチナAMEX
- 年会費2万円
- 海外空港ラウンジが利用できるプライオリティパスが無料発行
- 国内海外旅行保険1億円まで
- ショッピング保険
- 渡航便遅延保険など
- 1000円で1ポイント付与、アニバーサリーポイント、海外利用でポイント2倍、初年度ポイント1.5倍
- スパ、ダイニングなどで優待
- 24時間365日のコンシェルジュ
ダイナースクラブとAMEXの2つは、全てのクレジットカードの頂点に立つカードです。
審査は厳しいのですが、40代で着々とクレヒスを築き上げてきたならば審査に落ちる事はあまりないでしょう。
そして、mufgのAMEXプラチナは本家AMEXプラチナに比べて年会費が破格の安さです。AMEXプラチナは年会費が10万円以上もするので、mufgカードはお得なカードです。
40代になったら、こういったステイタスを感じるカードがあれば良いですよね。銀座のクラブでも恥ずかしがらずに通えます(笑)
インビテーションがあるかも?定年を見据えて持つカード選びも大事な50代
50代のカード選びで重要視したいのが、定年後の事とインビテーションです。
定年した場合でも、クレジットカードは今まで通り利用できます。カードを返却しなければいけない事もありません。(カード会社の調査で、定年したのは知られる)
しかし、定年後にクレジットカードを作ろうと思ったら、今までよりも収入が少なくて高いランクのクレジットカードは作れない可能性はあります。
そのため、50代で年収がMAXにあるうちに最高ランクのクレジットカードを持つべきではないかと考え、私が提案するカードはANAのダイナースクラブです。
また、50代になれば安定した収入がありら勤続年数も長くあるのでカード会社からのインビテーションが来ても良い時期です。
インビテーションを見越して作るべきカードとして選んだのが、JCBゴールドカードです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ANAダイナースクラブ
- 年会費27000円
- ラウンジ利用あり
- 100円で1ポイント付与=1マイル
- ANAカードマイルプラス店(ホテル、お土産、スーパー、コンビニなど)でポイントもマイルも貯まる
- 国内海外旅行保険1億円まで、ショッピング保険あり
- ダイナースクラブカードのメリットにANAマイルが付与されるカード
JCBゴールドカード
- 年会費1万円、オンライン申し込みで初年度無料
- 海外旅行保険1億円、国内旅行保険5000万円
- 渡航便遅延補償、ショッピング保険など
- 2年連続100万円利用でJCBゴールドザプレミアのインビテーション
ANAダイナースクラブは一般的なダイナースクラブよりも年会費が高く、まさにキングカードと呼べます。
JCBゴールドは年会費がダイナースクラブよりも安いのですが、インビテーションまでの道のりが優しく、内容も充実しています。
カードの見た目やブランドだけではなく、質が良いカードを持っているのが50代の紳士淑女です。
年代別のクレジットカード紹介なので、どのカードが一番良いなどランキングでは表わせません。一般カードの楽天カードとANAダイナースクラブでは年会費も内容も全く違いますしね。
年代別クレジットカードまとめ
年代を踏まえてクレジットカード選びをするのならば、次の年代を考えてクレジットカード選びをする事が重要です。
クレヒスを積み上げていけば、インビテーションが来てカード会社から優遇されますよ。
クレジットカードは自分を写す鏡みたいな物なので、年代によってクレジットカードの見直しをすると良いカードに巡り合えます。