国際ブランドクレジットカード
多数あるクレジットカードの種類の中でも圧倒的な存在感を示すのが国際ブランドが発行しているプロパーカードです。
楽天カードやイオンカードなどの提携カードでも国際ブランドが乗っかって支払いに利用しますが、やはり安心感とサービスからしたら国際ブランドが独自に発行しているカードです。
なぜかというのと、ダイナースクラブ、アメリカンエクスプレス、JCBカードの3つをランク付けしていきたいと思います。
国際ブランドは倒産しなきゃカードが潰れない骨太カードとサービス精神たっぷりカード!
国際ブランドが発行しているカードの良さは、やっぱりステイタスだから!という所が否めません。
が…。ただそれだけでステイタスカードをみんな持っている訳でもありません(笑)
もしステイタスだけあって全く使えないカードなら、世界のお金持ちはすぐに解約しますよね。
ステイタスだけではなく、国際ブランドは安心感と充実したサービスがあるんです。
会社が倒産しなければ国際ブランドカードは打ち切りにならない
国際ブランドカードのメリットは、提携カードに比べると安心感が強い所です。
提携カードは「提携」とあるように、いつ契約が打ち切られるか分かりません。契約するお客さんが少なくなれば、次第に国際ブランドへ払う契約料が少なくなって打ち切りになるか、違う国際ブランドへ契約を変える事になります。
しかし国際ブランドのカードの場合、提携ではないので自社カードとなり、支払いも自社のサービスです。
そのため、提携先と打ち切りなんてなく、会社が倒産するまでカードは使えなくなる事がありません。
カードが切り替えになると、カード番号が変わって引き落とし先へ支払いの変更をしなきゃいけないとか、使い勝手が変わったりとめんどくさいですよね。
金持ちでそれなりにお金の流れが大きい人は、カード番号が変わったらかなり手間です。
国際ブランドのクレジットカードならば、それがないので安心感があります。
そして国際ブランドの会社がすぐに潰れるかと言ったら、そんな事ありません。
ダイナースクラブは世界初のクレジットカードですし、アメリカンエクスプレスはアメリカで人気のカードです。
日本のJCBだって、倒産なんてされたら大ニュースです。
歴史あり、人気ありの大手会社がクレジットカードの国際ブランドなので、倒産はそんなに簡単にいきませんよね。だから安心なんです。
提携クレジットカードと比べると、幅広くサービスが充実している
提携カードは、その提携先のサービスが豊富に用意されています。
楽天カードならば楽天のサービスでポイントが貯まりやすいとか、ガソリンスタンドが発行しているカードならばガソリンスタンドで割引ができたりなどです。
しかし国際ブランドが発行しているカードは、自社でのお店がないので多数の会社と提携して、割引を作っています。
例えばダイナースクラブの場合は、超一流店であるアランデュカス(世界最年少で三ツ星を獲得した天才シェフの店)と提携していたり、銀座のクラブと提携していたりです。
ダイナースクラブの発祥はダイニング(食事)のシーンからなので、飲食店系のサービスが豊富です。
アメリカンエクスプレスの場合もダイニングが充実していますし、ホテルやショッピングと幅広く提携しているお店がありますし、JCBもレジャースポットや飲食店などの提携店がたくさんあります。
優待は主にレストラン、レジャー施設やリラクゼーション施設などの旅行や少し贅沢したい時に利用する優待が多いです。
また、国際ブランドカードだと保険が充実しているカードが多いのも特徴です。
ダイナースクラブは一般カードでプラチナ級のランクなので、一般カードでありながらも海外旅行保険が1億円も付いてきます。
提携カードだと年会費無料の場合、旅行保険が付いていないカードもあるのでやはりダイナースクラブって感じですよね。
他にも、国際ブランドカードだと空港からの手荷物の宅配、空港ラウンジなど空港系のサービスが細かく付いているのが特徴です。
一枚のカードで全てまなえる。それが国際ブランドカードの魅力で、スマートに持ちたい人が望む事なのです。
国際ブランドカードがステイタスだと言われているのは、こういった優待が豊富で保険が充実しているからでもあります。
年会費は高いカードが多いのですが、その分だけサービスがぎゅっと詰まっています。
国際ブランドカードのデメリットは審査が厳しい!使える場所が限られる!
国際ブランドカードのデメリットは、審査が厳しい点です。
多数の会社から優待あり、保険ありの充実したカードなのでしょうがないですね。
私は専業主婦でもクレジットカードの支払い延滞なんてした事ありません。
しかし、AMEXゴールドの審査に落ちました。
まぁ、ゴールドカードなので専業主婦は落ちると思っていましたが…w。特典が良かったので、つい申し込みしちゃった訳です(笑)
で、どのぐらいの年収があれば国際ブランドカードが作れるのかというと、ダイナースクラブだと年収は500万円、27歳が目安です。
つまり、正社員である程度の連続勤務年数は必要って事ですよね。
専業主婦や無職、年収が200万円ぐらいだと厳しい可能性があります。しかし、これでも審査基準は落ちた方なんです。
昔は年収1000万円以上とか、33歳以上、持ち家ありなどの条件だったんですが、バブルが弾けて審査基準も下がりました。
AMEXの場合はカードが一般カードからゴールド、プラチナとたくさんあるので一概には言えませんが、大体20代後半~が目安です。
年収は300万円以上あればいけるかと思います。AMEXも昔より審査基準が下がり、随分と入会しやすくなりました。
JCBカードは最も審査が甘く、29歳以下のためのヤングカードがあります。
カードの種類はプロパーカードだけでもAMEXより多く、それだけ自分の年収や社会的ステイタスで選べます。
一般カードだと年会費は掛かりますが、18歳以上で本人か配偶者に安定した収入がある人が申し込めるとホームページに書いてあります。
つまり、専業主婦はオッケーですよね。無職だと申し込みが難しいでしょうが、パートやアルバイトならばオッケーでしょう。
審査が一番厳しいのがダイナースクラブ、一番甘いのがJCB!ステイタスが良いからといって必ず審査パスするとは限らないんです。
不正利用を疑われている場合は落ちる
ここで1つ、落とし穴があります。それは、ステイタスが良いからといって必ずしも審査に受かるとは限らない点です。
クレジットカードを作った事がない人や、過去にクレジットカード料金や借金を延滞した事がある人は、審査パスが厳しくなります。
ステイタスがあっても、お金の流れが不透明だと審査は厳しいです。
また、知恵袋を見ると他のステイタスが高いカードは所有しているのに、なぜかランクが低い一般カードに審査落ちするって人もいます。
これは、複数枚のクレジットカードを所持すると不正利用を疑われている場合があります。
また、たくさんのカードを持つとそれだけカードの合計利用限度額やキャッシング枠が多くなってしまい、一度にカードを利用して返済苦になるのを防ぐためです。
いくらステイタスが良くても、複数枚のカードを所持している時はあっけなく審査落ちする場合があります。
国際ブランドカードは、お店が嫌がって使用場所が限られてくる事
国際ブランドカードはステイタスであり、羨ましいカードです。しかし、割りと使いにくさがあるのも事実です。
ダイナースクラブやAMEXは、アメリカだと有名で利用しやすいです。
しかし日本だと、クレジットカードは使えてもダイナースクラブやAMEXだけはダメという場合もあります。
これには2つ理由があります。
1つは、クレジットカードの国際ブランドで1位2位のブランドがVISAとMasterCardだからです。VISAとMasterCardで発行している提携カードも多く、お店としてはVISAかMasterCardが切れればほとんどの人はそれで良しだからです。
2つ目の理由は、ダイナースクラブとAMEXはお店が払う手数料が高いからです。客はクレジットカードで支払っても手数料なんて掛かりませんが、お店は手数料を国際ブランドに払わなきゃいけません。たまにキャバクラなどの夜の飲み屋では、手数料を客に負担させる場合もありますが、ほとんどの店は手数料は店負担です。
VISAやMasterCardはその手数料が5%なのに対し、ダイナースクラブやAMEXは10%です。
ほとんどの客がVISAやMasterCardを持ち、手数料も安いからダイナースクラブやAMEXは利用して欲しくないんですよね。
アメリカだとダイナースクラブもAMEXも発祥の地なので利用できるお店は多いんですが、日本だとあんまり利用できない場合もありです。
また、JCBは日本のブランドなので海外に少し弱いです。JCBでも支払いはできますが、やっぱりVISAやMasterCardに押され気味です。
審査が厳しく、かつ利用できるお店が少ないのが、国際ブランドカードのデメリットです。
あんまりステイタスを感じない場合も多いアメリカンエクスプレス
ではAダイナースクラブ、AMEX、JCBカードのうちランク付けしたらどれが一番お勧めなのか見ていきましょう。
どれもそれぞれのメリットがあり、基本的に国際ブランド系カードはお勧めなんですが、あえて順位をつけるとしたら3位はアメリカンエクスプレスです。
なぜなら、ステイタスという点から考えると最近は審査が甘くなり、あまりステイタスを感じにくい場合もあるからです。
センチュリオンカードと呼ばれるインビテーションだけで持てるカードならばステイタスがありますが、一般のグリーンカードやゴールドカードだとステイタス!という感じにはなりにくいです。
しかも、AMEXはセゾンカードのAMEX、支払いがAMEXなど審査が緩くても入会できるカードがあり、それと混同してあまりステイタスを感じない場合もあります。
AMEXプロパーカードのスペックと入会特典
年会費→一般カード(グリーンカード)12000円、ゴールドカード2万円、それ以上はインビテーションで申し込み可能
ゴールドカード入会で2万ポイント付与キャンペーンあり
100円で1ポイント
「入会方法」
インターネットから申し込み
↓
審査
↓
カード到着時に本人確認書類を提示
AMEXから本人確認書類の提出を依頼される場合もあり(専用サイトからアップデードorファックスor郵送)
↓
利用開始
審査がプロパーカードの中では甘いJCBカード!利用額が少ないと利用枠を下げられる
ステイタスという部分ではAMEXより格は下がりますが、審査が甘いのとカード種類が豊富な点からJCBは2位です。
しかし、知恵袋だとカードの利用額が少ないとカード限度額を引き下げられるという事態が複数人で発生しているので、あまりカードを使わない月が発生する人は要注意です。
「カードのスペック」
年会費 若者向けカードは無料、一般カードは1250円、ゴールドカードは1万円
12500円分のポイントプレゼントキャンペーン
1000円で1ポイント
「入会方法」
ネットで申し込み
↓
カードが自宅に届く
↓
本人確認書類を宅配員に提示or専用フォームに画像をアップデート
↓
口座振り込み依頼書で支払い口座設定
※インターネットで支払い口座を設定する場合は本人確認書類が必要なし。設定可能銀行は限られている。
本当にステイタスさを持ちたいならダイナースクラブ
真のステイタスを持ち、充実したサービスが受けれるというので、ダイナースクラブが1位です。
国際ブランドカードはステイタスがあるから選ぶという人の他にも、ワンランク上の世界のサービスを利用したいって人におすすめです。
「カードスペック」
年会費 22000円(一般カード)
15000ポイントorオリジナル マイ サインキット(自分のサインをデザイナーが考えてくれる)が入会特典
100円で1ポイント貯まる
「入会方法」
ホームぺージでクイック診断を行う
↓
入会申し込み
↓
審査がパスすれば、入会申し込み用紙が郵送される
↓
申し込み用紙を返送したら、カードが送られてくる
まとめ
国際ブランドカードのメリットはステイタスと充実したサービスですが、デメリットは審査の厳しさ、そして使えない店もあるという所です。
審査が甘めならばJCBカード、本当のステイタスを求めるならばダイナースクラブ、その中間がAMEX(カードの種類によってはダイナースクラブ級のリッチさ)とカードを選択していくと良いでしょう。