学生専用のクレジットカードは、収入が少ない学生でも作成できるクレジットカードです。
学生ならば学生カードを発行するのに審査があまりなく、比較的誰でもカードが作れます。
しかし審査が全くないという訳でもありません。審査でどこを見ているのかというと、携帯電話分割料金と親権者の情報です。
携帯電話の分割料金が未納だと信用情報が傷つく
学生カードの審査で見られているポイントは、携帯電話の分割支払い料金です。
スマホを購入して、それを月々の携帯電話料金と共に引き落としをしている場合、携帯電話会社にローンをしている事になります。
分割支払いをしているだけなら問題ありませんが、それが滞納してしまうと学生カードの審査に落とされてしまう場合があります。
なぜなら「分割払い=ローン=信用情報」という方程式ができているからです。
携帯電話を分割払いで申し込む時、実は分割払いにできるかどうかという審査があります。
そして、審査落ちをすると一括でしか携帯電話が買えません。審査落ちするというのは、過去に借金やローンの支払いが滞納していた可能性があるからです。
つまり、携帯電話の分割払いが滞納するとあなたのキャッシュフローは悪くてクレジットカードを作っても支払いが滞納する可能性があると考えられてしまい、学生カードでも審査落ちしてしまうのです。
まとめると、携帯電話の分割払いがきちんとできないんじゃ、クレジットカードだってきちんと支払いできないんじゃね?というのがカード会社の言い分です。
分割払いは月々の携帯電話料金と合算して引き落としされているので、もし今までに携帯電話料金の支払いが遅れていたら要注意です。
親権者の支払い能力がない場合も審査落ちする
次に学生カードの審査で見られているのは、親権者の支払い能力です。親権者とは、平ったく言ったら学生の責任を取る人です。大抵の人は親です。
学生カードの場合、親権者の情報を書く欄が申し込み用紙にあります。実家の住所や電話番号を記入する欄があり、そこをクレジットカード会社は見ています。
電話番号と住所でなにを見ているのかというと、親がブラックかどうかなどの親の信頼情報です。
学生の親は、学費を支払っているという事は金銭的な余裕があると考えられます。
しかし、今は金銭的な余裕があったとしても実はブラックで過去に借金があって債務整理をしていたなどの人かもしれません。
学生はまだ一人立ちしていないという意味なので、何かあった時に出てくるのは親で、その親の信頼情報は審査で見られています。
また、親の収入が少ないと審査落ちする場合もあります。
見られていそうで見られていないポイント
学生カードの審査で見られていそうなポイントってありますよね。奨学金があると審査落ちする?口座残高が少ないと審査落ちする?と審査で見られているのかどうかよく分からないポイントですが、学生カードには奨学金も口座残高も関係ありません。
奨学金って言えば借金ですが、奨学金で学校に通っている間は信用情報に傷はつきません。(卒業して奨学金を返還する支払いが遅れれば傷はつきます。)
しかし、奨学金の金額を借り入れ金額に書いてしまって、審査落ちしちゃったという体験談を持つ人はいます。
あと口座残高は、クレジットカード会社でも個人の口座の中身を見る事はできませんので審査には関係ありません。
申し込み用紙に口座残高を記入する場合は、記入しても残高を見られるわけじゃないので大丈夫です。
もしカード会社が銀行口座を見られたら、それこそ大問題ですし(笑)
奨学金も口座残高もクレジットカード会社にはあんまり関係なく、あくまでも見られているのは返済できる能力があるかという事だけです。
借金、親のブラック、携帯電話未払い
審査に受かりやすい学生カードですが、それでも落ちたという例はあります。その理由としては、以下の通りです。
- 先にも書いたように奨学金を借金の金額で書いてしまった
- 親がブラックだった
- 携帯電話の未払いがあった
審査で見られているのが親の情報と携帯電話の未払いなので、審査落ちする理由は決まっていますね。
特に携帯電話の分割は、携帯電話料金と共に引き落としされているので分割代金を払っていると忘れてしまう事もあります。
また、たまたま口座に入金しておくのを忘れて携帯電話料金も分割料金も未払いになってしまったとかもあります。
スマホ代金を一括で払うよりも分割の方が月々割が入って安いという携帯電話会社もありますが、分割払いの未払いだけには気をつけましょうね。
まとめ
学生カードの審査で見られているのは、携帯電話料金と親のブラック情報です。
親のブラックは親に責任があり、どうしようもできない事です。
しかし携帯電話の分割は防ごうと思えばできるので、学生カードを作りたいなら未払いが絶対にないように、これから気をつけましょうね。